偏差値40代の大学を卒業した私が、どうやって英語を学習して仕事で活かせるレベルまで向上させることができたか。それをこのブログで発信することで、学校の英語授業では分からず困っている学生さんや、社会人の方にとって少しでも役に立つ内容にしていくつもりです。

今日は英語を学ぶ意義について、このブログで僕の意見をまとめようと思います。

これまで僕が書いてきたブログとは、ちょっとテイストが違うけど、興味のある方は最後まで読んでください。僕は年齢に限らず、日本人も全員が英語を習得するべきだと考えています。理由は後述するけど、ビジネスだけでなく、旅行でも英語ができると、プランの立て方から行動まで選択の幅が大きく変わってきます。

このブログを読んで、少しでも英語学習に対するモチベーションが上がってくれれば、良いかなと思っています。

① これから英語の重要性が大きくなる

② 英語によって収入格差が生じる

③ 日本は後進国になりつつある

④ 英語を学び始めるのに遅いことは無い

2012年以降、政府の政策によって為替が円安になり、外国人観光客が大きく増えたことは都市に住む人だけでなく、地方に住む人もきっと実感があるのではないでしょうか。

今は、円の価値が他の通貨と比べて相対的に安くなっていて、外国人が治安が良くて料理・水も美味しい日本にこぞって来ています。

僕自身、都会に住んでいますが、外に出ると感覚的に30%ぐらい外国人に遭遇します。日本に訪れる外国人が増えれば、とうぜん飲食・観光・ホテルと言ったサービス業は、否が応でも英語で対応する必要が出てきます。

実際、都会のカフェやレストラン、ホテルでは接客対応するスタッフはレベルの差こそあれ、外国人に対して英語で会話をしているシーンをよく目にします。

これまで英語は、SONYやPanasonic、TOYOTA、NISSANなど、グローバルにビジネスを展開している大手企業だけに求められるスキルでした。ところが、今はその英語スキルが観光・飲食など他の産業にまで広がってきているのです。

都会で仕事を見つけるためには、英語のスキルを持っていることがマストになってくるでしょう。そして、英会話ができる人とできない人で収入格差がより顕著になってくると僕は思っています。

皆さんは賃金が何によって決まるか知っていますか。僕の意見を言いましょう。

賃金は『持っているスキルとその希少性』で決まります。

例えば、ある会社の経営者の年収が2,000万円だとしましょう。そしてコンビニのアルバイト店員の年収が200万円だとした場合、両者の年収格差は10倍となります。

なぜ、会社経営者とコンビニ店員で10倍もの年収格差が産まれるのでしょうか。それは年収2,000万円の経営者が持っている経営スキルに希少性があり、労働市場で高い需要があるからです。一方、コンビニ店員の仕事は、こういっては何ですが、慣れれば、多くの人がコンビニで働くために必要なスキルを身に付けることができます。

スキルに希少性があり、尚且つそのスキルが労働市場で需要があれば、おのずと年収は上がっていくというのが現在の社会なのです。

そして外国人観光客が日本に多く訪れている今、多くの産業・会社・職種で英語が求められるようになってきており、英語のスキルを持つ人の需要が労働市場で高くなっているのです。そして多くの人が英語でのコミュニケーションスキル習得に苦労しているからこそ、英語のできる人の年収がおのずと高くなっているのです。

ヒューマングローバルタレントが2022年に実施した英語力と年収の関係を調査した結果によると、英語力の違いで「50代男性で年収280万円の差」「50代女性は120万円の差」「金融業界は368万円の差」など、年収と英語力の関係性が明らかになっています。

ちなみに同調査では、40代・50代で日常英会話ができる人の平均年収は以下のようになっています。

【40代 日常英会話ができる人の平均年収】

男性:695万円

女性:512万円

【50代 日常英会話ができる人の平均年収】

男性:758万円

女性:579万円

2022年における日本人の平均年収は458万円ですから、日常英会話をマスターするだけで男性・女性ともに平均年収よりも稼ぐことができるという訳です。

そして、日常英会話のマスターに要する時間は500-1000時間だと言われています。1日3時間勉強した場合、約6ヵ月から12か月で日常英会話が習得できるということになります。6ヵ月から12ヵ月真剣に英語学習に取り組めば、平均年収よりも稼げる。やらない理由は無いと思います。

最近は、インターネットで容易に情報を入手することが可能となりました。

 ・実質賃金が23ヵ月連続で減少している

 ・失われた30年

多くの人はこうした言葉をニュースやインタネットからの情報で見聞きしたことがあるのではないでしょうか。

日本は1990年以降、今に至るまでGDP500兆円前後で推移してきました。1990年以降産まれた人は、日本が経済に関して常に暗いニュースを聞いてきたので、日本の将来について明るい希望を抱けない人が多いのかもしれません。

そして、最近はGDPでドイツに抜かれ、GDPの世界ランク3位から4位に転落をしました。もっと言うと、平均年収では韓国にも抜かれています。

日本の経済がドンドン衰退しているのが、誰の目にも明らかになってきました。僕は仕事で海外に頻繁に行きます。そしていつも海外に行って感じるのは、ベトナム・フィリピンといった発展途上国でも、都市部は、すでに日本の地方よりも物価が高くなっているということです。

そう、日本はもう経済大国ではなく、少しづつ貧しい国になっているのです。私たちは、このことを先ず認識する必要があります。

これまでの説明で英語を学ぶ必要性の実感、英語勉強の動機付けができたのではないでしょうか。最後に、英語を学び始める年齢に遅いということは無い、という内容を書いて、このブログを終わりたいと思います。

第2言語は早期に学び始めた方が良いという意見をよく聞きます。これは半分正しく、半分間違っているというのが僕の持論です。

会話において一番重要なのは話の中身です。これが何よりも重要で、英語の発音や文法が違っても中身がシッカリしていれば、聞き手は理解できるし、この人の話を聞こうという気持ちになります。

逆に、正しい英語の発音や文法を理解し、使いこなせても、話の内容がチープなら会話をしようという気にすらなりません。重要な点は、母国語で考える力を養ってから英語を勉強しても、決して遅くはないということです。

第2言語は母国語以上に上手くはなることはありません。日本人なら、母国語である日本語でキチンと考える能力を備え付けた上で英語を学んでいけば、たどたどしい英語しか話せなくても、相手は話を聞いてくれます。

母国語でシッカリと考える力を付けた上で、500-1000時間英語を勉強すれば、日常英会話程度はできるようになり、年収も上がります。その上で、より自分の市場価値を上げたいと思うなら、英語を磨けるような環境で仕事ができるように転職をする。これが、日本で収入を上げるために必要な方法だと僕は思っています。

別に年収を上げなくても良いと思人っている人でも、海外旅行時に英会話ができる、できないのとでは行動や計画の立て方が大きく変わってきます。英会話ができなければ、現地で会話をする機会も殆ど無く、ただただ風景を眺めているだけになってしまいます。それはそれで良いのですが、せっかく海外旅行をするのだったら、現地の人と会話を楽しみ、その国の文化を会話から学ぶということができた方が、旅行の楽しみも大きく違ってくるでしょう。

これが僕が思う仕事で英語を使う、使わないに関わらず、人生を有意義にするためにも英語を学んだ方が良いという理由です。皆さんはどう思われたでしょうか。

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